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実践演習 — 社長のAI導入指令書を1枚で作る

自社で30日以内に試すテーマを1件決めます。ツールの仕様書ではなく、社長・現場・外部専門家が同じ目的で動けるAI導入指令書を作る演習です。

Step 1. 現在の業務とゼロベース案を出す

経営課題 現在の改善案 AI前提のゼロベース案
例: 問い合わせ回答が遅い 返信案を作る 顧客が自己解決でき、未解決だけ人へ届く

Step 2. 最初の候補を採点する

レッスン2と同じく、頻度・経営価値・入力・出力・確認・可逆性を各0〜2点で採点します。8点以上で、情報利用の可否、人の承認、停止方法を確認できるものから1件を選びます。

Step 3. 指令書を書く

企画名:

1. 解く経営課題:
2. 現在の業務/AI前提でなくせる手順:
3. 対象業務と対象外:
4. 現在値と30日後の目標:
5. AI Agentへ渡す情報と許可する操作:
6. 証拠、人の承認、停止条件:
7. 業務責任者・運用担当者・確認者:
8. 外部専門家へ頼む部品/社内に残す判断:
9. 空いた時間の再配分先:
10. 残す知見と見直し日:
11. 継続・改善・停止を決める日:

完成見本

第1回から第5回で扱った「問い合わせ対応」を、そのまま1本埋めるとこうなります。自社の言葉に置き換えて使ってください。

企画名: 問い合わせの一次対応を支える(30日試行)

1. 解く経営課題: 一次返信が翌営業日になり、失注と再問い合わせが発生している
2. 現在の業務/なくせる手順: 全件を担当者が個別に読んで返信 /
   よくある質問は説明ページの修正で発生自体を減らす
3. 対象業務と対象外: 対象=製品仕様と納期の質問。
   対象外=クレーム、契約変更、価格交渉、個人情報を含む照会
4. 現在値と30日後の目標(いずれも対象=製品仕様と納期の質問、直近30日の全件が分母):
   初回返信 現在 平均18.2時間(n=126件)→ 目標 4時間以内
   担当者の確認時間 現在 未計測(◯月から記録開始)→ 目標 1件7分以内
   送信前に差し戻した回答案の割合 現在 未計測 → 目標 20%以下
   ※「誤回答ゼロ」は目標に置かない。人が毎回確認する前提でも、
     送信後に誤りが見つかる可能性はある。見つかった件数と原因を記録する
5. Agentへ渡す情報と許可する操作: 公開済みの製品情報と過去の承認済み回答を読む。
   回答案と参照箇所を作る。顧客への送信はしない
6. 証拠・人の承認・停止条件: 回答案に参照箇所が付いているか。
   送信は担当者が毎回承認。参照が見つからない・対象外に該当する場合は停止して人へ回す
7. 業務責任者・運用担当者・確認者: 責任者=営業部長 / 運用=カスタマー担当2名 /
   確認=作成者と別の担当者が抜き取りで週1回
8. 外部へ頼む部品/社内に残す判断: 頼む=過去回答の匿名化と検索の設定 /
   残す=対象範囲、停止条件、送信可否の判断
9. 空いた時間の再配分先: 未解決の困りごとを週5件集め、月1回商品改善へ渡す
10. 残す知見と見直し日: 誤り例と停止事例を分類して記録。次回見直し 30日後
11. 継続・改善・停止を決める日: 開始から31日目の定例

見本の数字は例です。そのまま転記せず、自社の過去実績から現在値を作ってください。現在値が測れない項目は、空欄にせず「未計測(◯月から記録開始)」と書きます。

Step 4. 相談が必要な境界を確認する

  • 複数の社内システムへ接続する
  • 個人情報、顧客機密、契約、採否、支払を扱う
  • 現在の業務手順や責任者が決まっていない
  • 成果の測り方やAgentの誤りを確認する人が決まらない

当てはまる場合は、技術・業務・法務・セキュリティの担当者または外部専門家への相談候補です。

相談時は、ツール名より先に、この指令書と匿名化した最小限の入力・出力例を共有します。社内で許可された経路を使い、共有権限、委託契約、秘密保持条件を確認します。匿名化できない実データは、承認を得ずに外部へ渡しません。

完了条件

  • 社長が解く経営課題と優先順位を決めた
  • 現状改善案とゼロベース案の両方を出した
  • 成果・権限・証拠・停止を決めた
  • 外部へ頼む部品と社内へ残す判断を分けた
  • 30日後に残す成果と知見を決めた

出典・クレジット

自社作成・外部素材なし。

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今日学んだことを、あなた自身の言葉で1文にまとめてみましょう(任意・採点はありません)。

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自社に当てはめる時に迷うところは、専門家に直接相談できます。

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栗田経営者向けAI導入・AI Agent活用 X @hikarine3

COMPASSのAI導入と業務設計を支援しています。経営課題を整理し、AI Agentへ任せる範囲と人が確認するポイントを一緒に設計します。

相談できること

  • AI導入の最初のテーマを整理したい
  • AI Agentへ任せる範囲を決めたい
  • 経営会議で効果を測る指標を設計したい

相談料: 初回の最初の30分: 20,000円 (税別)。2回目以降と延長: 30分ごとに50,000円 (税別)。

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