無料プレビュー 9 / 11

AI ツール選定・個人ワークフロー再設計・30日間 AI 活用計画演習

演習目標

主要 AI ツールの特性を用途別に比較評価し、自分の業務フローの「AI 化余地」を定量的に分析した上で、今月から実践できる30日間 AI 活用計画を作成できるようになる。

演習課題

架空企業「ノーススター株式会社」(ITコンサルティング・従業員80名)のプロジェクトマネージャー(PM)として働いている設定です。月次の業務時間を分析したところ、「反復的・定型的な作業」に全業務時間の約40%を費やしていることが判明しました。この40%を AI で削減する計画を立てます。


ステップ 1: 業務の AI 化余地を定量分析する (20 min)

あなたは業務効率化コンサルタントです。
IT コンサルティング会社の PM の業務を AI 化の観点で分析してください。

【PM の主な業務(月次)】
1. 顧客向け週次進捗報告書作成: 8時間/月
2. プロジェクト議事録作成・要約: 6時間/月
3. チームへのタスク割り当てメール: 4時間/月
4. リスク一覧表の更新: 3時間/月
5. 案件提案書の初稿作成: 10時間/月
6. 社内技術調査・情報収集: 8時間/月
7. 顧客からの問い合わせへの回答起案: 5時間/月
8. 請求書・契約書のレビューチェック: 4時間/月
合計: 月48時間(全業務時間の約40%)

【分析観点】
各業務タスクについて:
- AI 代替可能性(高/中/低)と理由
- 推奨 AI ツール(Claude / ChatGPT / Notion AI / GitHub Copilot / Perplexity / 専用ツール等)
- 削減見込み時間(現在の時間 × 削減率)
- 人間が必ずやるべき部分(AI に任せてはいけない部分)

## 出力形式: 業務 AI 化分析表
| タスク | 月次時間 | AI代替可能性 | 推奨ツール | 削減見込み | 人間担当部分 |
|------|---------|------------|---------|---------|-----------|

表の後に「合計削減見込み時間」と「削減率」を算出してください。

プロンプト送信後に自分でやること:

  • 分析表を読み、「本当にそこまで削減できるか?」と思う項目に印をつけ、懸念をメモする
  • 自分の実際の業務に置き換えて、最も削減インパクトが大きいタスクを3つ選ぶ

ステップ 2: AI ツールの比較選定 (25 min)

ステップ1で特定した3つの高優先度タスクに最適な AI ツールを比較選定してください。

【高優先度タスクと候補ツール】

タスクA: 案件提案書の初稿作成(10時間/月)
候補ツール: Claude Sonnet / ChatGPT-4o / Notion AI

タスクB: 社内技術調査・情報収集(8時間/月)
候補ツール: Perplexity AI / Claude Sonnet / ChatGPT-4o with browsing

タスクC: 顧客向け週次進捗報告書作成(8時間/月)
候補ツール: Claude Sonnet / Notion AI / Microsoft Copilot (Word)

【各ツールの比較観点】
1. このタスクへの適合性(5点満点)
2. 出力品質の安定性
3. 社内利用時のセキュリティ・情報漏洩リスク
4. 月次コスト(無料 / 有料の場合は概算)
5. 学習コスト(使いこなすまでの時間)

## 出力形式
各タスクごとに比較表と最終推奨ツールの選定理由(3〜5行)を出力してください。

## 総合評価
3タスクを通じた「まず最初に導入すべきツール」の推奨(1つ)と理由

プロンプト送信後に自分でやること:

  • セキュリティ・情報漏洩リスクの評価を重点確認する(ITコンサルとして顧客情報を扱う前提)
  • 「最初に導入すべきツール」の推奨に同意できるか判断し、理由を記録する

ステップ 3: 個人ワークフローの再設計 (25 min)

ステップ1・2の分析を踏まえ、PM の日次ワークフローを「AI 前提」で再設計してください。

【現状の日次ワークフロー(典型的な業務日)】
09:00 メールチェック・返信(60分)
10:00 朝会・議事録作成(60分)
11:00 提案書・報告書作成(90分)
13:00 (昼休み)
14:00 顧客打ち合わせ(60分)
15:00 打ち合わせ後の資料整理(45分)
15:45 技術調査・情報収集(60分)
16:45 タスク管理・明日の準備(45分)
17:30 退社

【再設計のルール】
1. AI ツールを「いつ・どのタスクに・どう使うか」を具体的に記述する
2. 削減できた時間を何に使うかも設計する
3. AI への依存リスク(ツール障害・情報漏洩等)への対処も含める
4. 「これだけは人間がやる」というポリシーも明示する

## 出力形式

### 再設計後の日次ワークフロー
時刻 | タスク | AI使用方法(ツール・プロンプトの要点) | 所要時間

### 削減時間の使途
(削減できた時間をどんな高付加価値業務に充てるか)

### AI 依存リスク対策
(最低3つのリスクと対処)

### 人間担当ポリシー
(どんな判断・行動は必ずAIを使わず人間がやるか)

プロンプト送信後に自分でやること:

  • 再設計後のワークフローを眺めて「現実的に実行できるか」を確認する
  • 「削減時間の使途」セクションを自分の志向・強みに合わせて修正する

ステップ 4: 30日間 AI 活用計画の作成 (20 min)

ステップ1〜3の成果を踏まえ、今日から始める「30日間 AI 活用計画」を作成してください。

【計画の構造】
Week 1(1〜7日目): セットアップ期
- 導入するツールの準備・アカウント作成
- 基本プロンプトのテンプレート作成
- 最初に試す業務タスク(1つだけ)

Week 2(8〜14日目): 習慣化期
- Week 1 で試した結果の振り返りと改善
- 2つ目の業務タスクへの展開
- 失敗したこと・困ったことの記録開始

Week 3(15〜21日目): 拡張期
- 3つ目のタスクへの展開
- 同僚1人への共有・フィードバック収集
- プロンプトライブラリの整備

Week 4(22〜30日目): 評価期
- 30日間の時間削減効果の測定
- 継続する AI 活用 vs 廃止するものの選別
- 翌月の計画修正

## 各週のアウトプット
- その週に「完成させるもの」1件(具体的なファイル・文書・プロンプト)
- 成功基準(何を達成したら「週の目標達成」か)

## 30日後の評価指標
- 測定する KPI(最低3つ、測定方法も記述)

最後に「30日間計画を実行するための最大の障壁」とその克服方法を1つ書いてください。

プロンプト送信後に自分でやること:

  • Week 1 の「最初に試す業務タスク」が本当に今日から始められるか確認する
  • 「最大の障壁」に共感できるか、自分の状況に合わせて修正する

提出成果物

  1. ステップ1で作成した業務 AI 化分析表(合計削減見込み時間・削減率を含む)
  2. ステップ2で作成したツール比較表と推奨選定理由(3タスク分)
  3. ステップ3で作成した再設計後の日次ワークフロー(AI 依存リスク対策・人間担当ポリシー含む)
  4. ステップ4で作成した30日間 AI 活用計画(KPI・障壁対策含む)

採点基準 (100 点満点)

項目 配点 評価基準
AI 化余地の定量分析 25点 各タスクの削減見込み時間に根拠があり、人間担当部分が適切に設定されているか
ツール選定の妥当性 25点 セキュリティ観点が含まれ、推奨選定理由が具体的か
ワークフロー再設計の実行可能性 30点 AI 使用方法が「ツール・プロンプト要点」レベルで具体的か。リスク対策が現実的か
30日間計画の実践性 20点 週別のアウトプットと成功基準が明確で、今日から実行開始できる粒度か

確認問題

Q1. AI ツール選定時に「情報漏洩リスク」を考慮すべき最重要な場面はどれですか?

  • a) 公開情報のみを使って業界調査をするとき
  • b) 顧客名・契約金額・プロジェクト詳細などの機密情報を AI に入力してタスクを実行するとき [x]
  • c) 社内の一般的なメール文章を整形するとき
  • d) オープンソースのコードをレビューするとき

Q2. 業務ワークフローの「AI 化余地」が低い(AI に任せにくい)タスクとして最も適切なものはどれですか?

  • a) 定型的な議事録の構造化・要約
  • b) 最終的な顧客への価格提示・契約判断 [x]
  • c) リスク一覧表の初稿作成
  • d) 社内向け週次レポートの文章整形

Q3. 30日間 AI 活用計画で「Week 1 に1つのタスクのみ試す」ことが推奨される理由はどれですか?

  • a) AI ツールは1つのタスクしか処理できないため
  • b) 一度に多くを変えると何が効果的だったかわからず、習慣化も困難になるため [x]
  • c) AI ツールの月次利用上限を守るため
  • d) チームメンバーに変化を知られないようにするため

全 11 レッスンを、登録なしで無料で読めます。