テクニカルSEO — Core Web Vitals・構造化データ・モバイル対応
学習目標
Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)の意味と改善方法を説明できる。構造化データの役割とリッチリザルトの仕組みを理解する。モバイルファーストインデックスの意味を説明し、自サイトの対応状況を確認できる。
Core Web Vitals
Core Web Vitalsはページの「ユーザー体験としての速度・快適さ」を測定するGoogleの指標群で、2021年からランキング要素に加わった。
| 指標 | 正式名称 | 測定内容 | 良好な基準 |
|---|---|---|---|
| LCP | Largest Contentful Paint | 最大コンテンツ(画像・テキストブロック)の表示完了時間 | 2.5秒以内 |
| INP | Interaction to Next Paint | クリック・タップ等のインタラクションへの応答時間 | 200ms以内 |
| CLS | Cumulative Layout Shift | ページ読み込み中のレイアウトのずれ量 | 0.1以下 |
改善の優先順位と手法:
LCP改善
- 画像の最適化(WebP形式・適切なサイズ・遅延読み込み)
- サーバー応答速度の改善(TTFB短縮)
- レンダリングブロックリソース(CSSやJSの読み込み最適化)
INP改善(2024年3月にFIDから移行)
- JavaScript の実行時間の最適化
- 長いタスクの分割(Long Task の回避)
- サードパーティスクリプト(広告・チャット等)の影響を最小化
CLS改善
- 画像・動画に
widthとheight属性を必ず指定する - 動的に挿入される広告・バナーのスペースを事前に確保する
- Webフォントの読み込みによるレイアウトシフトを防ぐ(
font-display: swap)
構造化データとリッチリザルト
構造化データとは、Webページのコンテンツをコンピュータが理解しやすい形式で記述するコードで、JSON-LDフォーマットで実装することが多い。
リッチリザルトの例:
- レシピページ → 検索結果に調理時間・カロリー・評価が表示される
- 商品ページ → 価格・在庫状況・レビュー評価が表示される
- FAQページ → 検索結果内に質問と回答が折りたたみ表示される
- 記事ページ → パンくずリスト・著者情報が表示される
FAQ構造化データの実装例:
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [{
"@type": "Question",
"name": "SEOとは何ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "SEOとは検索エンジン最適化のことで..."
}
}]
}
リッチリザルトは直接的なランキング要素ではないが、検索結果のCTR(クリック率)を大幅に改善する効果がある。
モバイルファーストインデックス
Googleは2019年から「モバイルファーストインデックス」を採用している。これはGoogleがWebページを評価する際に、PC版ではなくモバイル版を基準とすることを意味する。
確認すべき項目:
- レスポンシブデザイン(PCとモバイルで同一URLで異なるレイアウトを提供)
- モバイルでのテキスト読みやすさ(フォントサイズ16px以上を推奨)
- タップ可能な要素のサイズ(48px×48px以上を推奨)
- PC版にある情報がモバイル版でも同等に表示されているか
確認ツール
| ツール | 用途 | URL |
|---|---|---|
| PageSpeed Insights | Core Web Vitals の測定・改善提案 | https://pagespeed.web.dev/ |
| Google Search Console | Core Web Vitals のサイト全体状況・インデックス状態 | https://search.google.com/search-console |
| リッチリザルト テスト | 構造化データの検証 | https://search.google.com/test/rich-results |
| モバイルフレンドリーテスト | モバイル対応状況の確認 | https://search.google.com/test/mobile-friendly |
Claudeで試してみよう(15分)
以下のプロンプトをClaude Sonnetにコピー&ペーストして実行してください。
テクニカルSEOの専門家として、以下のサイト情報に基づいてCore Web Vitals改善計画を立案してください。
現在のスコア(PageSpeed Insightsで確認した値、またはサイトの特徴):
- LCP: [値を入力。例: 4.8秒]
- INP: [値を入力。例: 320ms]
- CLS: [値を入力。例: 0.25]
- サイトの技術環境: [例: WordPress + Elementor、または不明]
- 主な画像の扱い: [例: JPEG画像を多用、または不明]
以下を提案してください:
1. 各指標の問題の主な原因仮説
2. 優先度順の改善アクション(エンジニア不要でできるものとエンジニアが必要なものを区別)
3. WordPressの場合に使えるプラグイン名
4. 改善後に目指すべきスコアと期待できるSEO効果
ファクトチェック手順: Claudeが提示したプラグイン名(例: W3 Total Cache、WP Rocket等)は実際に存在するか、WordPress公式プラグインディレクトリ(https://ja.wordpress.org/plugins/)で確認すること。バージョン・更新日・評価も確認し、長期間更新されていないプラグインは使用を避ける。
参考リンク
- Google 検索セントラル「ウェブ上での優れたユーザー エクスペリエンスの実現」 https://developers.google.com/search/docs/appearance/core-web-vitals
- Google 検索セントラル「構造化データの仕組み」 https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/intro-structured-data
- Google 検索セントラル「モバイル フレンドリー サイトの構築」 https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/mobile/mobile-sites-mobile-first-indexing
- web.dev「Core Web Vitals の最適化」 https://web.dev/explore/learn-core-web-vitals
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